即身仏と湯殿山信仰
現在 全国には「即身仏」は 17体あります。
即身仏とは、五穀・十穀を経ち
体内の水分や脂肪を極限まで経ち
漆のお茶を飲み身体の腐敗を防いだと言われてます。
ここ、庄内に現存する「即身仏」は
「湯殿山」で修行を積み
おそらくは、「湯殿山」御神体から湧き出るご神水には「ヒ素」が
含まれており、内臓のバクテリアの繁殖をおさえ、
土中深く、禅を組む大きさの石組みのなかに入り竹筒のみの空気穴で
1000日以上経過した上人を「即身成仏」といいます。
現在、庄内には「即身仏」が6体あり、
「本明海上人」
「忠海上人」
「円明海上人」
「真如海上人」
「鉄門海上人」
「鉄龍海上人」
いずれも、「海」の文字が入るのも
「真言宗 空海」
が
湯殿山で修行したことで
「海」
の文字が使われたとのことです。
明治時代以降、神仏分離になる前は、湯殿山は、出羽三山奥の院と言われ
女人禁制とされました。
また、「即身仏」も自殺行為とみなされ、入場に加担すれば、自殺幇助と
みなされ、禁止されました。
その後、「即身成仏」と形を変え、現世で修行を積み、千日行、三千日行
と、形を変え、荒行を積み、「阿闍梨」「大阿闍梨」と呼ばれる
生き仏と、呼ばれるようになりました。
一部、自分なりの解釈に誤りがありましたら
御了承ください。