山村に残る旧家 「阿部家」
山形県酒田市平田町 その山村に旧家「阿部家」が残っています。 茅葺屋根の平屋作り 創建は 元禄三年(1690年年)頃と言われています。
間口を入ると農耕馬の飼育場所が二ヶ所あります。 当時は農耕馬一頭飼育するのも大変な時代でした。 しかし「阿部家」は二頭 地域での権力の強さを物語ってるように感じました。 室内を散策 案内されて気づいたのが 仏間でした。 数年前に訪れたときに 正面の左右に「一向宗」の掛け軸が掲げられたのですが 今回は、撤去されてました。
経緯はよくわかりませんが 仏間は母屋の創建後の寛政五年(1796年)と記されていました。 母屋の隣には土蔵もあり漆喰の壁、太い梁で支えられており私自身何度も梁に頭をぶつけました。
土蔵の中の展示物は時代を感じる貴重な品々が展示されていました。 母屋には出入り口が三ヶ所あり、大事な来客用の玄関 家族の間口の低い玄関 農作業家畜の入り口の三ヶ所ありました。 当時の「阿部家」の酒井藩におけるの農村部での影響力
当時は庄屋は武士待遇されてされていました。名字 短刀の所有を許されていたのに なぜ 名字を名乗ることが許されていたのかが疑問に残りました。 家族の部屋も主人、子供部屋、それなりの間取りに対し 若夫婦の部屋だけは別格で約三畳程の間取りにも驚きました。
現在も、茅葺屋根を維持するべく間口正面の囲炉裏等の火は絶やすべく燃え続けて行きたいとはなしていました。
ちなみに 見学料金は無料でした。